録画していた「ウワサの保護者会」を観ました。
テーマは
「いい親にならなければならない」という“いい親プレッシャー”をぶっとばせ!
育児漫画家の高野優さんがゲストで、
「子育て講演会の仕事をさせて頂いてから20年になるんですけれども、20年前も今もほとんどの悩みがプレッシャーについてなんです。」
と仰っていました。
ホゴシャーズも
「日常生活のことをきちっとしていかないと、ちゃんとした子が育たないんじゃないかというプレッシャーがすごく大きい。」
「外側からの評価もすごい気になる。」
とコメントされていました。
私は8年間シングルマザーだったので、当時は仕事・生活・子育て…全てを一人できちんとやらないと!と頑張りすぎていたことがあります。
私もたくさんのプレッシャーを抱えていたので、テレビに見入ってしまいました。
あるホゴシャーズのママさん。
「子どもの勉強がプレッシャーのひとつ。」
「ちゃんとできないと、子どもにちゃんと教えておかなかった私にバツが付けられたような気分になります。」
「(宿題を)できていない状態にならないようにしないといけないと思っている。」
「並みのレベルまでできてなかったら、ふびんになっちゃうかなとか本人が苦しむかなと思うと
やるべきときにやらせておくのが親の仕事っていうふうに思ってしまう…。」
子どもが大切だからこそ、なんだと思います。
声を荒げるのは良くないのも分かっているし、子ども達に負担がかかるのもわかっちゃいるけどやめられず、言ってしまう気持ち。
真面目なママほど、気持ちが分かるのではないでしょうか。
そして、ママとパパに対するプレッシャーの違いも話題に。
同じ子どものお世話をしていても、
お父さんは「子どもの面倒見て偉いわね~。」
お母さんは「家事も育児も当たり前でしょう。」
と言われます。
なぜ、母親へのプレッシャーが大きいのか?
番組ではこの3つを理由にあげていました。
①良妻賢母の思想が根底にある
②食文化の影響
国際比較すると、日本の女性に求められる家事・育児の要求水準は先進国で一番高くて手間数も一番多い。
働く女性が増えても料理の水準があまり落とされていないこと、家庭内で食卓を囲むことがものすごく重視されすぎている。
③個人より役割を重視する社会
個人としての生き方・ライフスタイル・価値観よりも母親としての役割規範が日本は強く求められる。
良妻賢母である母親の役割を果たそうと一生懸命に頑張りすぎると、生きづらくなってしまいます。
私もそうでした…。
“いい親プレッシャー”から解放されたホゴシャーズさんは、
「今日はママ何もやりたくないとか言うけど、子ども達は「まぁ、しょうがないか」みたいな感じで受け止めてくれます。」
「今は対等な関係になって、完璧なお母さんを辞めたら子ども達も機嫌がいいと感じます。」
と仰っていました。
自分がいかにフラットな状態で楽にいられるかを考えるようにして、今は家族との時間を楽しめるようになったそうです。
これって、まさにアドラー心理学が言っている『横の関係』ですよね!
番組最後のまとめはこうでした。
“いい親プレッシャー”は社会や他人からみてだった。
でも、大事なのは子ども達から見て、自分をサポートしてくれて、元気をださせてくれるママかどうかがポイント。
もし、育児が楽しめない方がいらっしゃったら“いい親プレッシャー”が原因かもしれません。
ママ達は自分のことを後回しにして、家族のための家事、育児をよく頑張っていると思います。
たまには一休みしてみませんか?
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